いつかムササビのように．．．

さぁ、4日連続お送りしてきたＳＴＹレポも今日が最終日。



これまで楽しみに読んでくれてた人も、もぉ～飽きたよと言う人も、いよいよ今日がラストシーンなので、もう少しお付き合いを…



夜10時ジャストに最終エイドの鳴沢氷穴を出発して、これまた最後のピーク、足和田山（五湖台）を目指す。



日付が変わる前にゴールする為には、この9㎞のトレイル区間を遅くとも1時間20分で走破しなければならないのだ。



ここを予定通りにクリアーして、あとは河口湖湖畔の石畳5㎞を、キロ8分以内で走り切れば目標達成と言うシナリオ…のはずだった。



天子山地に比べれば全然辛くない峠のような小山…ていうか、ものすごく気持ちの良いトレイルで元気な状態であれば、きっと全部走り通せてしまうかも



でもそこは、もう既に70㎞以上行動し続けてきた脚と体、気持ちばかりが前に進むんで脚がついてこないのだ・・・



長く続く登りだと、どうしても歩いてしまう…キロ9分が精一杯。



川口湖湖畔に下り立った時は、日付変更まで35分となっていた。



う～ん、難しいか！？でも「ひょっとしたら…」という思いもあり、すこしだけ頑張って走ってみる



がしかし、自分ではけっこう一杯いっぱいにペースを上げているつもりでも、キロ７分台。



残り3㎞、ここでもうぶっちゃけ開き直っちゃいました



あっ、決してあきらめたわけじゃないんだよね。



でもね。ここまできてあとちょっとを全力疾走して苦しみながらゴールするよりも、もうここからはビクトリーランですよ



あと少しで終わってしまうＳＴＹを心の底から楽しまなくっちゃ



それだけじゃない、大会を企画してくれた運営委員の方、レース中様々なところでサポート＆応援をしてくれたスタッフ・地元の方、そしてアラジンＴＲ部の仲間、この大会に携わった全ての皆さんに感謝の気持ちを込めながら・・・



楽しむ気持ちと、感謝の気持ちを持ててこそトレイルランナーだと思う。タイムは二の次さ。



遠くに明るいゴール会場が見えてきた。


＜借用画像＞



あ～もう終わってしまう・・・少し寂しい気もするが立ち止まるわけにはいかない。



沿道の「おかえり～」と言う声援に、



手を挙げて「ただいま～」と答えるオイラ。



そして、スタートして14時間05分…時間にして0時05分、無事にＦＩＮＩＳＨ



オイラの82㎞の旅が終わった。。。



残念ながら、日は跨いでしまったけど最後はホントに充実したＲＵＮだった。



だから全然悔いなし。



それに、男子1,100名出走中59位だそうで、はっきり言って出来過ぎです



こんな充実した気持ちになれる大会は、そう多くはないと思う。



来年、第二回が開催されるのであれば、またここに戻ってこよう。。。



今度は、１００マイル（156㎞）の旅へ挑戦だ





完