いつかムササビのように．．．

今シーズン初の富士登山練習に行ってきました。

ルートは、車で新五合目まで行ける御殿場ルートを選択。

※この時期の週末は、富士山スカイラインがマイカー規制となっており、富士宮ルートへは車で行けないのである。（富士スバルラインも同じ）

午前3時半、太郎坊駐車場到着。
空いてるところを探したけど、なんと満車状態！

これは想定外だったなぁ～

って、でもよくよく考えてみれば日曜日だからね、前日の土曜日から入山している登山客がいっぱい居ると言うことだろう…と察した。

で、仕方なく駐車場の脇に、少々…いやダイブ強引に幅寄せして車を停めた。
（結果、下山して戻ってきたら窓ガラスにおっきく『ここは駐車禁止です！』と貼紙をされていた。係員さん、ご迷惑おかけしました。以後、気をつけますね）

さてさて仕度をちゃっちゃと済ませ、まだ暗闇の中をヘッドライト一つだけ点灯させて、スタートすることに。。。

毎年思うことだけど、富士山を登る時って他の山にはない独特の雰囲気があるんだよな。

もう何度も登っているのに、毎回緊張感があると言うか・・・

なんでだろうか？？

今回もそんなことをつらつら考えながら、アップがてら五合目の大石茶屋（標高1520ｍ）まで歩いて行く。

10分も掛からないくらいで到着。



さぁ～て体も温まったし、まずはここから次郎坊（標高1920ｍ）まで走りきることを目標とする。

傾斜はそんなにないんだけど、足元が砂礫でズルズルと滑りやすくなっているので、まるで砂浜を走らされているかのごとくで、かなりツライのである。

でも、我慢、がまん、ガマン。

心拍が最高潮になりながらも、何とか走り切った。



がしかし、ここから大変なのである。

次に目指す7合目の日の出館（3030ｍ）までの登山道は、一気に傾斜がきつくなり、足元の砂礫もさらに深みを増していくのだ。

まさに、一歩歩いて二歩下がる…状態。

そんなツライ登りでも「この間のおんたけに比べれば、楽勝だ」と自分に言い聞かせて、頑張った。



そしてすっかり辺りが明るくなった頃、ようやく到着した。



ここまで追い越してきた登山客は数名で、オイラ一人ひっそり登ってきたのだが、この日の出館から先が大渋滞が発生。



なかなか追い抜きが出来ず、その渋滞の列に従って登ることしばしば。

まっ、でもさすがに久しぶりの富士山ってことで、高山に慣れてないせいか指先がチクチクしだして、オイラの体が酸欠サインを出し始めた頃だったので、この渋滞がよい休憩になった。

こんなに暑いのに、残雪もまだまだあったよ。


何度か数名のパーティーに「お先にどうぞ～」と言われ、仕方なくゼーハーゼーハーしながら駆け抜けたけど、それ以外は山頂まで歩いて登りきった。

タイムは、3時間39分。。。

ぼちぼちってとこかな、でも次は3時間30分を切りたいな。


山頂でヘロヘロになって休憩していると、隣に座っていた青年ガオイラに話かけてきたので、しばし談笑。

話を聞くと、この青年は初めての富士登山と言うことらしく、なんと12時間半も掛けて登ってきたとのこと。

いやはや、ホントにお疲れ様でした。


てことで青年に別れをつげて、いざ下山開始です。

帰りも相変わらず渋滞に巻き込まれたけど、大砂走りは気持ちよく快走できたよ

チャンチャン♪


下からモクモクと沸いてきたヘンな形した雲。



7/29のトレラン19.0km　　登りタイム ３時間39分　下りタイム 1時間25分